健康習慣のすすめ

小倉義人の連載☆カラダ目覚める「ハビット」の法則3

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第三回:弱点を”許容”した人ほど成功する【後編】

皆さん、こんにちは!小倉義人です。

季節はすっかり春めいて、「ビューティーUP」の連載もあっという間に三回目。

人間の『習慣(ハビット)』に特化して、そこを改善することで様々な効果へ導くメソッド【ハビットコントロール】をもとに、今回も進めていきます。

さて、前回は『弱点は”改善”できないし、”我慢”できない』という、これまでの常識から逸脱した内容についてお話ししました。

本当の弱点(苦手なこと)については改善できるものではなく、克服することは非常に難しいわけです。

では、どうすればいいのでしょう?

答えはカンタン!

『弱点は素直に受け入れる』のです。

例えば、、、

日本においては、義務教育制度のおかげで小中学校に通うことは当たり前だし、今やほとんどの人達が高校や大学などの課程において《試験》なども経験することでしょう。

その際、学校の教師をはじめ塾や予備校の講師から、ほぼ確実に言われることがあります。

「まずは、確実に解ける問題から取り組んで、難しい問題は後回しにしろ。」

理由は大きくわけて二つあります。

難しい問題は、正解できる確率が低い

運良く解けることもあれば、解けない可能性も高いので、リスクが大きい。

時間を大幅にとる可能性が高い

難しい問題に手間取り時間を無駄にかけることで、他の問題に取り組む時間が減る。

本来なら解けたはずの問題に取り組めず、とれたはずの点数を落とす可能性すらある。

これは、試験において”最低限の点数”をとるための、”合理的”かつ”確実”な方法です。

確かに、難しい問題を解けるに越したことはない。

だからこそ”勉強”をするのですが、できないものは仕方ない。

それなら、現時点での最善の方法で乗り越えるしかないわけです。

そして、このことはカラダづくりや健康維持においても、ほぼ同じように置き換えることができるのです。

運動が苦手なら、それでいい。

食べることが好きなら、それでいい。

甘いものが好きなら、それでいい。

お酒がやめられないなら、それでいい。

嫌いな食べ物があるなら、食べなくていい。

だって、現時点では無理なものは無理なのだから。

たとえ、無理強いしてもほとんどの人は、続けることはできない。

何よりカラダに関しては「継続できなければ《結果》も継続しない」のです!

だからこそ、

「”苦手なこと”をやろうとせず、”やれること”から確実にやればいい」ってこと。

甘いものに興味がない人が「甘いものを食べない」のは当たり前ですが、甘いものが大好きな人からすれば、それは「食べないなんてムリ」なのです。

自分が「当たり前」に行っていることでも、他人から見れば「難しい」こともある。

だからこそ、自分がやれる”良いこと”は、他にもたくさんあるのです。

そして、そこへ導くのが指導者の役割だし、他のメソッドにはない【ハビットコントロール】の特徴でもあります。

日本のダイエットや健康法は、「一つのことにこだわりすぎる」傾向があります。

また、「良薬は口に苦し」というように、つらいこと(ストイック)ほど結果が出るといった”ドM”思想が根強いですが、現実はそうでもないのです。

それでは、今回のまとめ...

『”苦手なこと”は後回しにして、自分ができる【良いこと】から取り組もう』

これが結果を出すための【真実】。

今後も、医師や治療家などの医療従事者も取り入れる『日本発祥の”特別”なメソッド』を毎回紹介していきます。

次回もお楽しみに!

 
☆ 小倉義人 ☆
 

ボディコントロールファクトリー(BCF)代表

2000年より「日本初の芸能界専門パーソナルトレーナー」として数多くのタレントやモデルの体型管理をおこなうとともに、大相撲やボクシング、Jリーグ、プロ野球などの日本を代表するアスリートへの指導をおこなう。医師をはじめとする医療従事者にも師事され、近年は全国各地でセミナー活動も開始。『ハビットコントロール・ダイエット』(マガジンハウス)など著書も多数。

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