健康習慣のすすめ

小倉義人の連載☆カラダ目覚める「ハビット」の法則 1

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第1回 「ラク」したい?それとも「苦労」したい?


はじめまして! このたび「ビューティーUP]にて連載の一角を担当することになり雨した、小倉義人です。

ボクを既に「知っている」という方もいれば、「知らない」という方もいるでしょう。

どちらの方々にも、この連載を読むことで「小倉義人」を知ると同時に、皆さんのカラダの『本質』や自身が秘めている『カラダの才能』を引き出すキッカケになれれば幸いです。


さて、今回のテーマに戻ります。

日本では、昔から「良薬は口に苦し」という思想が根付いています。

甘えの感情を持って”ラク”することを良しとせず、自分に厳しくストイックに物事に取り組むことこそ『美学』としてきました。


日本の文化は、世界に誇れるほど素晴らしいモノばかりです。

しかし、その中には残念ながら「自己満足」や「自己陶酔」に近い、現代風でいえば「ドМ精神」としか思えないような『非合理的』な考えもあるのは事実です。

たとえば、この「良薬口に苦し」という考えも、まさに『非合理的』な理屈としか言いようがありません。


では質問をしますので、ぜひ頭の中で考察してみてください。

あなたは車を運転して、目的地に向かいます。

目的地までは「2通り」の道程があり、どちらも「同じ時間」に到着するとします。

Aの道は道幅も広く、見通しもよいのでとても運転しやすい。

そして道順も単純で、安心して運転できる。

Bの道は道幅も狭く、見通しも悪いため高度な運転技術が必要。

道順も複雑で、緊張感に満ちた運転になる。


・・・さて、アナタはどちらの道を選びますか?

よほどの”変わり者”でない限りは【A】を選ぶことでしょう。

どうせ『同じ結果』になるなら、ほぼ全員が簡単でラクな方を選択するはず。


もし、この選択を「甘えてる!」なんて指摘されたら、どうでしょう?

『わざわざ、リスクのある【B】を選ぶほうがどうかしてる』

なんて一笑に付すことでしょう。


しかし、これもジャンルが変わると、なぜか【B】を選ぶ人が出てくるのです。

それが、『ダイエット』をはじめとする、カラダに関すること。


日本人は何故かこのジャンルになると、急に『ドM』になってしまう。

運動なんて普段しない人が、運動をはじめたり、、、

食べるのが大好きな人が、食事制限をはじめたり、、、

甘いものが大好きな人が、オヤツを控えたり、、


「辛いほど結果がでる」と思い込み、何かと【規則】をつくって物事に取り組む。

しかし、苦手なことを”無理”にやるから、ほとんどの人が続かない。

続かない努力では、もちろん結果など出るはずもない。

冷静に考えれば「苦手なこと」を続けようとすること事態、おかしな話です。


では、もし『ダイエット(痩身)』なども、前出の《車》の事例が当てはまるとしたら、どうしますか?

同じ結果になるなら、どっちを選ぶ?

A:気楽にできることだけやって、継続できるほどのカンタンな努力をおこなう

B:自分の苦手なこともストイックに取り組み、ストレスを感じながらおこなう


同じ結果になるなら・・・もちろん【A】ですよね?

「そんなことありえない!それなりの努力をしないとカラダは変わらない!」

・・・なんて思う人もいるでしょうが、それはアナタの”考え”が《既存のダイエットに毒されている》証拠です。

それどころか、むしろ、「Aの方が良い結果になる」なんて言われたらどうでしょうか?


それこそ信じられないかもしれませんが、それを可能にするのが、多くのタレントやモデル、そして日本のトップアスリート達が取り入れている『ハビットコントロール』理論です。

「ハビット」とは【=習慣(クセ)】のことを指し、「習慣」とは『日常的に当たり前におこなう事柄』のことを指します。


『ダイエット』は、【規則】として《決まりごと》に基づいて”半強制的”におこなう方法がほとんどですが、『ハビットコントロール』は【習慣】。

各々のやれることで、目的に応じて《ベストなこと》をおこなう方法です。

やれる範囲のことをおこなうだけなので、特にストイックなこともしないで、目的に応じた効果が出る。


最後の質問ですが、、、

『アナタは【ラク】したいですか?それとも【苦労】したいですか?』


ダイエットに苦しんできた人ほど信じられないかと思いますが、この連載では海外も注目する『日本発祥の”特別”なメソッド』を毎回紹介していきます。

次回もお楽しみに!


☆ 小倉義人 ☆

ボディコントロールファクトリー(BCF)代表

2000年より「日本初の芸能界専門パーソナルトレーナー」として数多くのタレントやモデルの体型管理をおこなうとともに、大相撲やボクシング、Jリーグ、プロ野球などの日本を代表するアスリートへの指導をおこなう。医師をはじめとする医療従事者にも師事され、近年は全国各地でセミナー活動も開始。『ハビットコントロール・ダイエット』(マガジンハウス)など著書も多数。


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