健康習慣のすすめ

小倉義人の連載☆カラダ目覚める「ハビット」の法則6

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第六回:夏の「ボディメイク」の”メリット”と”注意点”は?

 

皆さん、こんにちは!小倉義人です。
平成最後の”夏”は、「猛暑」以上の『酷暑』なうえ、さらには台風や豪雨なども重なり。これまでに経験の無い、まさに”記憶に残る”夏になっています。
また、そんな夏は《ダイエット》や《ボディメイク》において、「一年を大きく左右する」と言っても”過言”ではない特徴があります。
人間の『習慣(ハビット)』に特化し、その習慣を改善することで、様々な効果へ導くメソッド【ハビットコントロール】をもとに、今回も進めていきます。

今回のテーマは《夏の体型管理》について、”メリット”や”注意点”をご説明します!

フィットネスや美容の専門家の間では「ダイエットは夏の方が成功しやすい」とか「冬の方が痩せやすい」など、様々な論説が謳われています。
これらは上記のように《真逆》の内容も多く、”一般”の人達はもちろん”プロ”の専門家ですら混乱し、振り回されることも多いことでしょう。
それでは、いったい何が正しいのか?
今回は、”机上”ではなく”実践”の現場から生まれ、そして広まった『ハビットコントロール』の観点からご説明したいと思います。

まず、第一に言えることは『夏の方が圧倒的に有利』ということです。
ざっくり列記すると、、、
・気温も暖かくなることで、筋肉が柔軟になり”活動量”も増える
・汗をかくなど体温の調整機能が活発になることで、代謝機能も向上する
・体温上昇を抑えるため”食欲”が低下し、栄養の摂取量が減る
・服装が薄着になり、カラダの各部位が《出る》《見る》《見られる》機会が増え、体型への意識が高まる
…等々、「体温調整による代謝機能」について以外は、寒い冬とは正反対です。

冬に比べて、夏の”メリット”のほうが明らかに多いですよね?
そのため、『ハビットコントロール』的には、「冬より夏の方が痩せやすい」としているのです。

ただし、そんな”夏”にも注意点があります。

・気温が暑くなりすぎると、脱力しすぎて筋力のバランスが崩れることで、体型が崩れることもある
・食欲が低下することで、嗜好があっさり系の”炭水化物”食品などに向き、『糖質過多』&『タンパク質不足』の傾向が強くなる。そのことで、一時的に”体重”は《減少》するが、季節が変わって気温が下がると食欲が一気に増加。リバウンドの可能性も増加する。
…以上になります。

特に、夏の《食欲の低下》は、”体重の減少”にもつながることで「痩せた!」と勘違いしがちです。
しかし、この”体重の減少”は「筋肉量の低下」によるものが大きいため、もちろん”体型”も崩れる。
また、栄養の”摂取量”が足りていなかったことで、食欲が戻った際に《栄養の吸収率》も大きくなり、結果的に秋から冬にかけて「太る」なんて人が多いのです。
まさに、これが【冬太り】の”あるある”。
確かに、「夏が痩せやすい」ことは間違いない。
しかし、”体重減少”などの《カラダの本質》が理解できておらず、少し生活を”間違う”だけで、《秋(10月~)》以降に「悲惨なこと」にもなりかねないということです。

それでは、今回のまとめ...
『夏をどう過ごすかで、来期の”体型”にまで影響する』

これが”結果”を出すための【真実】。
これからも、医師や治療家などの医療従事者も取り入れる『日本発祥の”特別”なメソッド』を毎回紹介していきます。


☆小倉義人

ボディコントロールファクトリー(BCF)代表
2000年より「日本初の芸能界専門パーソナルトレーナー」として数多くのタレントやモデルの体型管理をおこなうとともに、大相撲やボクシング、Jリーグ、プロ野球などの日本を代表するアスリートへの指導をおこなう。医師をはじめとする医療従事者にも師事され、近年は全国各地でセミナー活動も開始。『ハビットコントロール・ダイエット』(マガジンハウス)など著書も多数。
HABIT CONTROL OFFICIAL SITE | 小倉義人のハビットコントロール

http://bc-habit.com